はじめに
モデルっていうと、思い浮かぶのは、身近にある「雑誌のモデル」や「服を着てステージを歩くショーモデル」・・・などが思い浮かぶかと思いますが、今やモデルは、プロのモデルだけでなく、学生のアルバイトとしても出来る「読モ」と呼ばれている「読者モデル」から素人を起用する事も多い「サロンモデル」まで・・・色々あります。
まずは、モデルにはどんな仕事があるのだろう・・・
1 モデルってどんな仕事があるの?
モデルと言っても、その仕事は幅広くあります。
スチールモデル、フィッティングモデル、ショーモデル、読者モデル、サロンモデル、モデルコンパニオンとは?
それぞれは一体どんな職業なのでしょうか。
まずは、それぞれのカテゴリーを紹介していきましょう。
■スチールモデルとは、写真撮影を中心とした仕事です。某アパレル会社の新商品の衣装を着て写真を撮ったり、またそれがウェブや雑誌などの紙面で広告掲載されたりします。
趣味でカメラ撮影をする方がプロのモデルを撮りたいと言われるのも、素人のモデルよりも、よほどポージングの撮り方が慣れていて、撮られ慣れている為、カメラマンを飽きさせない素敵な写真が仕上がるのも、プロモデルの技です。170cmの身長に届かないモデルは、ショーモデルは難しい為スチールモデルになる事も多いです。
■フィッティングモデルとは、アパレルブランドがサイズを微調整する為に、トワルやサンプルをモデル試着してもらう仕事です。その為、反対に一般とはかけ離れた長身のモデル体型よりは、一般の体型をしている方がモデルとなる事が多いです。
■ショーモデルとは、最近では、読者モデルやタレント(有名人)によるショーなども開催されることがあり、一概に身長の高いモデルばかりがショーに出演するわけでもなくなってきましたが、ランウェイを颯爽と歩く為には姿勢良く、背が高くすらっとし、凛々しい女性である必要があります。
ショーモデルは、ウォーキングの練習からポージングまで、細かい指導を受けることもあります。ファッションショーにしてもヘアショーにしても、『何を見せるか』が大切になってくる為、そのショーによって見せ方も変わってきます。ウォーキングには、ただ単にステージを歩くだけでなく、フルターンやハーフターンといって、ステージで衣装などをカッコよく見せる見せ方に技術が問われます。
一流ブランドのファッションショーのモデルだと、男性は180~190cm、女性は身長173~180cmあたりが多く採用されることがあります。
■読者モデルとは、ウォーキングやポージングを特に習ったわけでもない、学生や素人が事務所を通さずにフリーで応募する事も多いので、プロのモデルというよりは素人の方が多く、「長身細身で抜群にスタイルが良い」「目を引くほど個性的な顔立ち」というよりは、親しみやすい雰囲気や一般の読者が真似したくなる着こなしができるかどうかを重視して選ばれる傾向にあります。
「読者モデル」はオーディションや撮影場所への交通費が自腹になることもあり、プロのモデルに比べれば報酬も低くなりますし、報酬がでないこともあります。
■サロンモデルとは、ヘアカタログや美容院のホームページ、WEBの美容系サイトや雑誌などに掲載されるモデルのことを言います。
基本的に美容院でカット、カラー、トリートメントをして、撮影をするのが仕事の流れになります。
最近では写真撮影だけでなく、ヘアショーや、動画撮影などの依頼も多いです。
プロのモデルだけでなく、女子大生やOL、主婦の方など幅広い女子がサロンモデルとして活躍しています。サロンモデルから有名になったモデルさんもたくさんいますが、サロンが街で直接声をかけている姿も多くみられます。
■モデルコンパニオンとは、イベントコンパニオンと言われる展示会や各種イベントで受付やパンフレットを配布する女性がいますが、要はそのイベントコンパニオンとモデルの中間のレベルと考えるとよいでしょう。
モデルまでは行かなくても、身長165cm以上あり、見た目もそれなりの方がイベントでコンパニオンの業種をすると言ったイメージです。ギャランティーもビジュアルを求められる分、通常のコンパニオンとは少し差があり、高いギャランティーが見込まれます。
■フリーモデルとは このように、モデルの職業は色々とありますが、フリーモデルという言葉を聞いたことはないでしょうか?
フリーモデルとは、特に事務所に属さないでモデルの仕事をしている人の事を言います。
今や、SNSや自分のブログで自身を宣伝し、モデルを探している企業や個人の方から直接問い合わせがあり、仕事が成立するという事も今の時代増えているようです。
ただ、注意点は、そこには何も保証がないという事です!
仕事を依頼した人も、当日になりモデルが来なかった!ドタキャンされた!
という話も聞きます。
また、反対に仕事の依頼があったのに、先方からの連絡が突然途絶えた!
や、ギャラが支払われなかった!という事にもなりかねません。
また、スタジオだと聞いて実際に行ったら、マンションの1室だった・・・
という怖い思いにもなりかねません。
事務所に所属しているモデルは、そういった事を保障してくれるのが事務所なので、
やはり、事務所に所属する事が自分の身を守る意味でもお薦めしています。
■モデルの給料はどれくらい?
これもキャリアやビジュアルなどにより、それぞれですが、
読者モデルのような仕事だと1万円から5万円などと言った、
同じ仕事でも5倍の差があることも珍しくありません。
ショーモデルは、フィッティングやリハーサルが別日で行ったり、当日たった2時間のショーであっても5時間前から現場へ入リハーサルやメイク、待ち時間なども踏まえて1日仕事となり、これも新人だと全て込で3万円という人もいれば、人気モデルだと20万円という人もいます。
■モデルの仕事がない人への対策
このように人によってギャラが違ったり、沢山仕事がある人、ない人・・・
モデルの仕事も人気商売であり、タレントと同じ感覚です。
また、ビジュアルが一際いいから人気かと言えば、そうでない事も多いです。
なぜでしょうか・・・
それは・・・
どの業界も同じだと思いますが、
「また、この人を使いたい」「この人と一緒に仕事したい」と思わせる要素が
その人にあるかどうかです。
モデルは勿論ビジュアルが重要視されますが、それと同じ位人間力を高めるのも必要だという事です。相手が求めている作品に仕上げるのも自分自身です。
仕事は、価値と価値の交換です。
相手に喜んでもらえるような気配り、配慮、仕事の仕方をしている人には必ず
リピートがあるはずです。
■モデルの仕事と本業の両立をする為には
看護師、CA、非常勤講師という職業の傍ら、本業の休日を利用してモデルの仕事をしている人もみかけます。
CAという職業も外資系航空会社だと副業が可能だったり、これからの時代は
副業も認める企業も増えてくると言われています。
小さい頃からモデルになるのが夢だった!という人も、諦めないで挑戦できる可能性は
充分にあります!
まとめ・・・
身長が170cmないからと言って、モデルを諦める必要はありません!!
読者モデルやサロンモデルを経験して、有名になったタレントさんは沢山います。
最終的に、「タレントになりたい」や「女優になりたい」「有名人になりたい」という
人も、この道から入り、ステージや雑誌、メディアで取り上げられて、有名になると
いう方法もありますね。
人に見られたい!!という願望があるなら、こんなアルバイトもチャレンジしてみてもいいかもしれません。